前へ
次へ

司法試験合格のために六法全書を暗記すべきか

かつての司法試験は受験資格などの制限がなかったものの非常に難易度が高いとされる試験でした。
現在は法科大学院を卒業して受験資格を得る方法が一般的になっているものの、一応法科大学院を卒業しなくても合格できる道が残されています。
司法試験といえば当然ながら法律の知識が問われるため、法律をどんどん暗記する必要がありそうです。
では合格するために六法全書を全て暗記すれば目標が達成できるかですが、それは少し難しいかもしれません。
まず試験においては試験用の六法全書が貸し出されるので覚える必要はありません。
法律を知ることは大事ですが、なぜその法律があってどう運用されているかを知らなくては意味がないでしょう。
ただ無意味にある法律の何条に何が規定されていると覚えても、それがどんな時に使われるのかを知る必要があります。
また法律は条文を覚えるだけでなく解釈をする必要もあるので、覚える勉強よりも条文から色々な解釈をする勉強をしないといけないでしょう。

Page Top